Therapistインストラクター紹介

【東京都】佐伯 アンナ
(anna saeki)

エヴァインストラクターとしての活動は、私にとっての祈りのようなものです。それは陰陽和合・大調和への祈りであり、愛し愛されることを願う全ての人への祈りであり、自分自身の歩んできた道への鎮魂と感謝の祈りでもあります。十数年前、書店に平積みされた本の表紙の上で、初めてアダム先生のお名前に出会いました。私はその本を買い求めましたが、当時の私は未だ自身の癒しのプロセスのさなかにあり、とても未熟で、アダム先生が真に伝えようとなさっていたものを、当時の私は少しも受け取れてはいなかったように思います。

私は現役のセックスワーカーです。キャリアは20年以上になります。19歳のときに風俗店で働き始め、このときからセックスというものが私の人生の中心に鎮座するようになりました。もともと私は幼少期より精神的な不安定さを抱えており、思春期の頃からは親子関係の問題もあり、高校を卒業するころには鬱と希死念慮を抱えて度々自傷行為を行うようになっていました。20代の頃の私のセックスのほとんどは自傷行為としてのセックスでした。セックスに付随する罪悪感を逆に利用して、自分を罰するためにセックスを利用しつづけました。

自分を殺したいくらい憎い気持ち、世界への憎悪、両親への恨み、そういった負の感情をただただ味わいつづけることしか、そのときの私には生きる術がありませんでした。罪悪感にまみれたセックスの中で、ひたすら感じきって感じきって感じきって、すべて味わい尽くして食べ尽くして、そうしていった先に、ようやく平穏が訪れました。

30代も半ばになった頃、ある日の接客中に、何か不思議なエネルギーのようなものが、気持ち良さの中を流れていくのを感じました。その頃すでに私にとってセックスは、自分を傷つけるためのものではなく、愛の表現として行うものになっており、風俗店での仕事の中でも、気持ち良さを分かち合うためのコミュニケーションを取れるようになっていました。瞬間的な愛のやりとりが深くなればなるほど、そのエネルギーの流れも大きくなっていくように感じました。

そこから私の新たな探求が始まりました。私は、ずっと鬱状態だった自身に生命力を与え続けたのがこのセックスから生まれるエネルギーであったことに気付きました。そしてこの力強い生命力のエネルギーの恩恵を、もっとシンプルに安全に誰でも受け取ることのできる方法は無いだろうかと模索していました。そして再び、アダム先生に出会ったのです。

2021年2月、私は第1期生として養成講座を卒業しました。アダム先生の教えはまさに私が追い求めていたものであり、確信の持てるものでした。しかしそれから一年以上もの間、私はインストラクターとしての活動を休止しておりました。それは私自身の人間的な未熟さによるものであり、個人としてどうしても取り組まなければならない課題があったのです。そしてそれが一段落ついたころ、さまざまな流れによって、アダム先生のプライベート講習でのアシスタントモデルを担当させていただくことになり、再びアダム先生とのご縁がつながることとなりました。講習の中でのアダム先生のご指導や受講生の方々の熱心な姿から、私の中にスローセックスに対する確信がまた新たに生まれました。そしてすべてのタイミングが合わさり、2022年9月より今度は第4期生として、エヴァインストラクター養成講座を再受講させていただきました。この二度の養成講座受講を通して、神とはなにか、愛とはなにか、神事としての聖なる性とは、そういったアダム先生の教えが、ようやく実感をもって受け取れるようになったと感じています。

女性の開花の基盤は性の解放であり、心と体と魂の解放です。第1期生として学びはじめてから、第4期生として卒業するまでの間に、私自身、何度も感情や観念や感覚を解き放ち、自分自身の存在に対する大きな許しを得ました。私は、すべての人が古い観念や古い感情から解き放たれ、本来の感性を取り戻し、それぞれの美しい軸をもって真に自由に愛し合い、生まれ持った肉体を謳歌し、その歓びが人と人との間から世界へと宇宙へと広がり、大いなる調和として循環していくことを願っています。

まず私自身が粛々と魂を磨き続けること、そして私に共鳴してくださった方々の解放のお手伝いをしていくことこそが、アダム先生のもとで学んだものとしての役割であると感じています。みなさまの解放の場に立ち会わせて頂けることは大いなる歓びでもあります。ときには痛みと思えるものが伴ったり、見たくないと感じるものを見なければならないこともあるかもしれません。しかしその先にはただただ歓び溢れる豊かな世界が待っていることをどうか忘れないでください。無制限で無限大の愛と歓びの世界へと、勇気を持って飛び込んでいきましょう。あなたの持つ意識があなたの世界を決めるのですから。

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